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エンディングノートの共有と保管方法
エンディングノートは、書いて終わりではなく、「どう保管し、誰と共有するか」もとても大切です。
内容がいくら充実していても、誰にも伝わらなければ意味がなくなってしまうこともあります。
ここでは、エンディングノートを書いたあとに考えるべき「共有」と「保管」のポイントについてご紹介します。
誰と共有するかを決めておく
エンディングノートは個人的な内容を多く含みます。
そのため、信頼できる家族や支援者に内容の一部、または全体を伝えておくことが望ましいです。
- 共有の範囲を決める
・すべて見せる相手(配偶者、子どもなど)
・財産関係だけ見せたい相手
・介護や医療の方針を伝えておきたい人
→ 項目ごとに共有する相手を分けるのもひとつの方法です。 - 伝え方の工夫
・「何かあったときは、ここにあるノートを見てね」と軽く伝える
・全部を見せるのが気が重い場合は、一緒に表紙だけ確認するなど、負担にならない伝え方を心がけましょう。
保管場所は「見つかりやすく」「守られやすく」
エンディングノートの保管場所は、家族がすぐに見つけられることと、大切な内容が守られることのバランスが重要です。
- おすすめの保管場所
・リビングの書類棚や引き出しの中
・普段使っている机や本棚
・家族と共有している金庫や保管ボックス - 避けたい保管場所
・誰にも伝えずにしまい込んだ場所(探し出せなくなるリスク)
・高温多湿の場所(劣化やカビの原因)
・パソコンの中のみ(パスワード不明で開けない可能性)
ノートを保管した場所は、少なくとも1人以上には伝えておきましょう。
「この封筒の中に入れてある」「この棚の奥にある青いファイルがそれだよ」など、具体的に伝えることで安心感が増します。
デジタルでの保管も併用する場合
最近では、パソコンやクラウド上でエンディングノートを管理する人も増えています。
デジタル管理には便利さもありますが、アクセス方法やパスワードの共有が大前提となります。
紙のノートとあわせて、クラウドの保管先やログイン情報をエンディングノート内に記しておくのも有効です。
更新日を記録し、定期的に見直す
エンディングノートは一度書いて終わりではありません。
気持ちや状況の変化に合わせて、年に1回程度、内容の見直しを行うことが理想です。
更新日をノートの最初に記録し、「この時点での情報です」と明記しておけば、内容の信頼性が高まります。
まとめ:残すだけでなく、「つながる」ために
エンディングノートは、書いた人の想いと、それを受け取る人との“橋渡し”になるものです。
そのためには、しっかり保管し、信頼できる人と内容を共有しておくことが大切です。
伝えたい想いが、きちんと届くように。
ノートを「書いたあと」の準備まで、丁寧に考えていきましょう。