全部書かなくても良いという柔軟な考え方
エンディングノートというと、「すべての項目をきちんと埋めなければ」と気負ってしまう方が多くいます。
しかし、エンディングノートは完璧に書き上げることを目的としたものではありません。
あなたの“今の気持ち”を少しずつ書き残していくこと、そして何より「家族に想いを伝えたい」という気持ちこそが、一番大切なことなのです。
エンディングノートに「完成形」はない
エンディングノートは人生とともに変化していくものです。
体調や考え方、家族の状況、財産の内容など、月日とともにさまざまな変化があるのは当然のことです。
そのため、「最初からすべてを書き切ろう」「1冊で完璧にまとめよう」と考えなくて大丈夫です。
必要なときに、必要な部分だけを、少しずつ書き足していくという柔軟な姿勢で構いません。
書きやすいところから始めてOK
どうしても書きづらい項目があるときは、無理に手をつけなくても構いません。
たとえば、
- 「家族へのメッセージ」だけを書く
- 「ペットについての希望」だけまとめておく
- 「延命治療についてはまだ迷っている」ので空白のままにしておく
このように、あなた自身が「書いておきたい」と思うことから始めれば十分です。
書かない項目があっても、それは決して欠点ではなく、「まだ考え中」「今は決めきれない」という大切な意思表示にもなります。
空白もまた「メッセージ」になる
書かれていないページを見た家族が「きっとこれは迷っていたのかもしれない」「大切なことだから、自分たちで相談して決めてほしいということかもしれない」と、受け取る側なりに想いを読み取ることもあります。
エンディングノートは、“書いて伝えること”と同じくらい、“書かれていないこと”から想いを感じ取ってもらえるツールでもあります。
一度書いたら終わりではない
気持ちや環境は変化します。
書いた内容はいつでも見直して、自由に書き直して構いません。
「今の気持ちを書いてみる」という軽い気持ちで始めて、何度でも書き換えられる“現在進行形のノート”として活用しましょう。
まとめ:自由でいい。あなたのペースで、あなたの言葉で
エンディングノートに決まった形はありません。
全部書かなくても、空白があっても、その一部だけでも、あなたの大切な想いを残すことはできます。
大切なのは「残された人が少しでも困らないように」「自分の気持ちを伝えておきたい」という気持ちです。
プレッシャーに感じず、できるところから、できるときに、あなたらしく記していきましょう。