保証契約の内容と費用
身元保証を第三者に依頼する場合、その内容と費用は契約先によってさまざまです。契約前には、どのようなサービスをどこまで含むのかを明確に確認することが大切です。
以下に、身元保証サービスでよく提供される支援内容と、その一般的な費用の目安をまとめました(あくまで参考例です。事業者によって大きく異なります)。
| サービス内容 | 一般的な費用の目安(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| 身元保証(入院・入所時) | 10〜30万円(初回一括) | 対応回数や保証範囲により変動 |
| 医療同意・緊急対応 | 5〜15万円(年間契約) | 日中のみ・24時間対応などで差あり |
| 生活支援(手続き・訪問など) | 月額1〜3万円 | 通院付き添いや行政手続き代行など |
| 死後事務委任(火葬・遺品整理など) | 20〜50万円 | 火葬費・行政手続き・自宅整理を含む |
| 保証金(預託金) | 10〜100万円程度 | 契約終了後に清算・一部返還されることも |
契約内容のチェックポイント
- 何を保証する契約か(保証の範囲)
- 費用は一括か月額か、追加費用の有無
- 途中解約や死亡後の清算方法
- 保証以外にどこまで支援が受けられるか
なお、民間事業者の中には、基本料金のほかに各種オプション費用がかかる場合もあるため、見積書や契約書をよく確認する必要があります。専門職と契約する場合は、内容のカスタマイズが可能な一方で、報酬基準が明確に設定されているケースもあります。
費用の多寡だけで判断するのではなく、自分にとって必要な支援が含まれているかどうか、信頼できる体制があるかを見極めることが重要です。次項では、契約時のリスクや注意点について詳しく説明します。